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WALKER

中島 隆紀(札幌市立大学)

Sapporo*north2 AWARD ver.SIAF2014
映像部門「流れ」優秀賞作品

「流れ」というテーマと、「チカホ」という空間から「社会の流れ」を想像した。叫び出したい気持ちや、居心地の悪い思いをしながらもいつもの道を歩くその歩みが、きっとこの社会の「流れ」を作っているのだと思う。
6体の個性のあるキャラクターが歩いたり、叫んだりすることで、街を歩く人の多様性や様々な性格を表現し、それらが合わさって社会の「流れ」が生まれていることを表している。近くを歩く人に少し興味が湧くような作品を目指した。

【映像部門審査員コメント】

・四方幸子(札幌国際芸術祭2014アソシエイト・キュレーター)

画面上では動いていないが(それぞれが各画面に収まっているが)、動いている様に見える、また独特のリズムがあること、チ・カ・ホの事を考えて作られているのが良いと思う。歩く方向もここの流れに沿っている。
チ・カ・ホを普段歩いている人に、ふだん気づいていない自分の歩く姿をあえて思い出させてくれる。多彩なキャラクターは、いろんな人が歩いているこの場所を反映していて、それぞれの持ち味もとても良い(歩かず空中移動しているキャラも!)。

・古跡哲平(映像作家)

歩いている6体のキャラクターたちは可愛いのだけど表情は暗く怖さがあり、そのギャップが面白いと思いました。
現実のチカホの歩行者が異化されて表現されているように思えました。